初心者の方に最初にレッスンをしたときに確実に話すのが指が固くなる話。
実際に指先を触ってもらったり見てもらうとよりレッスンが盛り上がるからです。
ボディービルダーの人が自分の胸筋をさわれせる感覚に近いかも知れません。
そもそもなぜ「指が固くなる話」を生徒さんにするかと言うと、ギターを始めたばかりの生徒さんは指が柔らかいのでどうしても鳴らない音があるのです。
でも僕ら講師が弾いていると、どうしても自分にもできそうだと錯覚してしまうのだと思います。
「鳴らない」=「押さえる力が足りない」と考えてしまうようで「んん!!」と力を入れてコードを押えます。力を入れてコードを押さえるとどうなるかというと、当然ストロークにも力が入ります。
「んん!!!」「バリバリバリバリ!!」
と凄い抵抗を感じながらピックがしなるのを相当な数見てきました。力を入れればいいというわけではないのです。もちろんある程度の力はいりますが、
大事なのは
「押さえる力」<「押さえるこつ」
です。「こつ」がつかめればそれほど力は要りません。でも指が固くないとどうしても力が入ってしまいます。そのため最初のレッスンや体験レッスン時に指が固くなる必要性を話すことになります。
学生時代は指の皮が固くなるのを周りに自慢してましたが、実は指が一番固くなるのは中級者です。上級者になると効率の良い押え方を身につけるのでそれほど固くならなくなります。
僕も中級者のころは指の皮が厚くなりすぎて爪切りで切っていました。笑
この指の皮ですが固くなるのに若干期間がかかります。1~2ヶ月はかかるかと思います。
よく最初は生徒さんが「指先が痛い」と言います。この「指先が痛い」というのは大事なことです。指先が痛くならないと皮は厚くなってくれません。足の裏のマメのように守るために厚くなるのです。「指先が痛い」という理由で弾かないというのは本当は論外です。なので生徒さんが「指先が痛い」と言うときは決まって、それは必要なプロセスであることを説明します。
この中にギターやウクレレを弾いている方がいたら指の皮を触ってみてください。ある程度厚い方が演奏には有利に働きます。
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